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Tomoaki "OGA"Ogawa
- Drums -


『オガマニアに贈る地味コラム』

■第12話 〜 お疲れ様でした 〜


いったい何様のつもりなのか、
ヒーローにでもなりたかったのか、
そりゃ不正があれば
それを追及する事は正しい事だ。
だがガセネタ、
まったく信憑性のないネタに踊らされ
英雄気取りで追及したはいいが
結局国会を空転させたばかりか
私人までも侮辱し、悪人呼ばわりするという・・・・・
『魂をお金で売ったのは自分じゃないですか!』
いやー、勇ましかったですよ
あなたのその姿。

よく『謝って済むのなら警察はいらない』
と言ったもんだ。
それにオレだって調子悪くなったら
すぐにでも入院したいものだ。
まったくだらしない。
自身の進退についても他人に身を委ねるという。
結局辞めたくないんだよな。
辞めろって言いそうもない人に
委ねてるんだよな。
潔くない。
民間にしろ、何にしろ
問題を起こすと
責任をとって辞めるケースが多いが
オレは、辞める事で責任をとれるとは思わない。
逆に軽々しく辞めないでほしいとすら思う。
ただ、今回は話が別だ。
国民の税金で
あなたのような人を雇っておくつもりはない。
今すぐにでも辞めてもらいたいものだ。
あえて、あなたの事をこう呼ばせてもらう。
『税金ドロボー』と


たしかモトリー・クルーが出てきたのは
オレが中学生の頃だったろうか。
見た目のインパクトもさることながら、
一番度肝を抜かれたのは
トミー・リーのスティック回しだ。
ドラムを叩きながらスティックを回す。
考えられない事だ。
とにかくトミー・リーしか目に入らなかった。

それまでのドラマーといえば、
テクニック的には当然のように凄いんだが、
黙々と叩いている、
というイメージしかなかったので、
スティック回しと、
派手なオーバーアクションには
とにかくビックリした。

やっぱり派手な方が目立つよね。
見ている人も
『オーッ!!』ってなるよね。
見ている人が
みんな楽器をやっていれば話は別だが、
そうじゃない人にアピールするのって
もの凄く難しい事だと思うよ。


エルドリッチとして活動し始めて
ボチボチたった頃、
そのバンドと出会った。
バンド名も怪しかったが、
見た目はもっと怪しかった。
『なんじゃ、こいつら!』
メンバー口々にそう叫んだ。
もちろん顔はひきつっている。
正直かかわりたくないと思った。
いるんだよー
こーゆーのー
どうせマトモに演奏すら出来ないんだろう。

かつて今までにない憂鬱な気分で
迎えたライブ当日。
やはり彼らは態度もデカかった。
やれやれ・・・
やだなぁ・・・
でもいいや、
二度と対バンしなきゃいいんだから。
今日さえ我慢すればいいんだから。

だがリハが始まったとたんブッ飛んだ!
頭をおもいっきりハンマーで殴られたようだ。
その衝撃たるや
リハの帰り、上北沢駅で
チラシを見ながらホームを歩いていて
そのまま頭から駅舎の鉄柱に
突っ込んだ時以上だ。

それからは、そのバンドのライブに
毎回のように足を運んだ。
電車で行け、
その日のうちに帰ってこれる所であれば
どこでも行った。
別に仲良くなろうと思ってなんかいなかった。
とにかくライブが見たかった。

ライブはイケイケだ。
酒飲みながら
『次どの曲やる?』
『じゃあ○○○にするべ』
『おーっ』

ってなカンジ。
時には、お客さんに向かって
『次なにがいい?』
なんて事もあったなぁ。

メンバーにズバ抜けて凄い人がいる訳でもなし。
(ある意味みんな凄かった)
地味だが安定したその演奏と
押し潰されそうになる程の
重低音の塊には
ひたすら圧倒されたものだ。

5月5日、そのバンドのドラマーが引退する。
みんなから親しみを込めて
大将と呼ばれるそのドラマーは
けしてお山の大将ではない。
いつも冷静にバンドを
引っ張ってきた男だ。

トミー・リーのような派手なパフォーマンス、
オーバーアクションなんかなくたって
体で感じる事の出来る独特のリズム。
その独特のリズムには
なかなかわかりづらいものなんだが、
けして他人にはマネの出来るものではない間がある。
ひじょうに心地よい間だ。
彼はこだわりをもった職人タイプのドラマーだ。
そんな彼から学んだ事は多い。
演奏どころか
チューニングすらマトモにできなかったオレは
彼からけして悟られないように
言葉巧みに近づき、探りを入れていった。
比較なんかしたって
まるっきり違うタイプのドラマーだった訳で
マネるということなんかできなかったんだが、
ドラマーとしてこんなふうになりたいなぁと
漠然と思っていたのかもしれない。

解散してから約10年、
40間近のジジイが
何を思ったのかノコノコ出てきて
とやかく人に言える立場じゃない事は
わかってはいるが、
やっぱりさみしいなぁ。
でも今まで長い間
がんばってきた彼に
敬意を表してこう言いたい。
『お疲れ様でした』と


あっ、
まだ引退してなかった。
これを見ている者、
5月5日はライブステーションに集合だ。
みんなで彼の最後の勇姿を
見届けようじゃないか。


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